技術情報
Technical Information

常に探求する精神
鋳物を造り続けて65年余り。光生アルミは会社発足当初より素形材部品を造り続けております。近年主力製品となっております自動車部品は年々、軽量化・高精度・低コスト化など求められるものが高くなっていますが、光生アルミはこれまで培ってきた技術を活かし、お客様のニーズにお応えしていきます。

自動化生産システム

ターンテーブル鋳造方式は
多品種小ロット向けにも最適な鋳造方法です。

  • 移動時間=凝固時間 給湯位置から取り出し位置へターンテーブルが移動するまでに凝固が完了する。
  • ターンテーブルの図

円盤状のテーブルに、複数の鋳造機を載せて鋳造する方式。
給湯、取り出しが別になっており凝固時間を利用して他の金型の作業を行うことができる。
これにより1人の作業者で多くの金型を順次に作業できるほか、時間当たりの生産性を向上できるメリットがある。

スーパーフォーミング

  • フローフォーミングの図
  • 「スーパーフォーミング」製法は、CAE強度解析により適材適所のバランスを考え抜いたディスク設計に加え、SLAP工程(高速凝固と高速熱処理を可能とする独自ライン)を経て生み出される素材に、塑性加工を施すことで鍛造に匹敵する強い金属組織構造になったリムを、併せ持たせるものです。

薄肉中空形成

  • 船外機用部品エキゾーストパイプ 二輪車用部品フレームハンガー
  • シェル中子を使い、中空薄肉鋳物を形成できるアルミ鋳物の表面が綺麗で精度の良い均一な鋳造が可能になり、自動車部品の中空軽量化に貢献している。

CAE技術による製品の最適設計

  • 流動解析、凝固解析の図
  • 流動
    ・金型内部の充填過程を可視化
    ・湯回り不良、湯境い欠陥やガス巻き込み予測
    (充填状態・時間表示、温度分布表示、圧力変化曲線、速度ベクトル表示、充填時間表示)
    凝固
    ・鋳造品内部の引け巣欠陥予測
    ・凝固現象の可視化
    (温度分布表示、引け巣欠陥・・・温度勾配、G/√R凝固過程)
  • ダイカスト設備350t
  • 製品内ガス量の比較とGDC品との引張強度比較

層流ダイカストなどの特殊ダイカスト技術を併用することで
製品内ガス量の90%削減(一般ダイカスト当社比)を実現しました。
製品のT6処理が可能で、GDC並みの強度とダイカスト並みのコストを両立できます。